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恥をかきながら生きていきます。

2021/7/20 ワインと暮らすメールマガジン



恥の多い人生を送ってきました。

「人間失格」のご紹介ではないんです。私の話です。

実は昨日ちょっとだけテレビに出たんです。

フードコーディネーターとしてバラエティ番組の裏方のお仕事をさせてもらう中でお料理に対するコメントを求められたのですが、自分の収録も放送されるかどうか分からない中で「見てくださいー!」とSNSで告知したのですがね。

見事に全てカットされていました(涙)

恥のかきっぷりがクリーンヒットのように鮮やかだなぁと感心してしまいました。

親には気を遣われるし恥ずかしかったですよ~。

何しろ一生懸命喋ったことの全部がカットですからね。

でも考えました。もっとこういう準備をしたらよかったのではないかと。

いつかまた同様の機会があれば必ずその準備をすることにします。

恥をかきたくないゆえに、努力してきましたし、言いたいことを言わなかったこともありますし、内心ドキドキしながら必死で平静を装っていたこともあります。

恥をかくことを恐れなければどんなに軽やかに色々なことに挑戦できるだろうと何度も思いましたが、怖かったんです。

失敗して傷つくことが、そして恥をかくことそのものが。

でもこれからは恥をかくのは必要不可欠だと思って生きていこうと思うんです。

何でもいいから丸出しにしていくということではなくて、やったことがミスっても、言ったことが頓珍漢でも、やってみよう、言ってみようと思います。

そりゃすすんで恥をかきたくはないですしいいところだけ見せられたらどんなにいいかと思いますが、思えばそうやっていいところだけ見せようとしたのにもかかわらず沢山ミスって恥をかいてきたじゃないか、って気づいたんです。

今回のようにキャーーっ!となって、自信を無くしたり反省したりしながらなんとかやってきたわけです。

そういえば「ワインを一生の仕事にしたい」ということを中々口にできなかったのも恥をかきたくなかったからでした。

そんなのできっこないよと心の中の小さな自分が自分に言うんですね。

それまでずっと飲食とは関係のないサラリーマンで、経験も無い、実績があるわけでもない、友達もそんなに沢山いるわけでもない、あるのはワインが好きという気持ちだけ。

そんなあなたに何ができるの?って誰からも言われていないのに、そう言われそうで恥ずかしかったんです。

でもやっぱりワインが大好きで、恐る恐るの小さなワイン講座から始まり徐々に色々なお仕事に挑戦させていただきながら、それこそ沢山の恥をかいてきました。

私の仕事は恥と表裏一体だったわけです。

でもそんなゼロスタートだったからこそ「どこまで行けるかな」とちょっぴり楽しむことが出来ているのかなと思います。

「ワインを一生の仕事にする」と初めて文字にしたのは2015年の夏。

フリーランスになったのが2020年の夏。

フリーランス生活も今月で1年を迎えます。

もっともっと学ばなきゃ、もっとたくさん飲んでみなきゃと、果てしない乾いた道を歩いているような毎日ですが、相変わらずワインを前にするととりあえず上機嫌になる私です。

これからも「好き」と「楽しい」を原動力に頑張っていきたいと思います。

私がまた赤っ恥をかいていたら盛大に笑っていただけたらとっても嬉しいです。

最後になりますが、来週の水曜日はこちらで涼んで癒されてこようと思います。

噴水のシンフォニー

屋内専用の噴水に音とLEDイルミネーションをシンクロさせた「水と光と音」のシンフォニーです。

場所は流山おおたかの森駅直結のスターツおおたかの森ホールさんです。

屋内で噴水って?そこにヴァイオリンとパーカッションの音楽が加わるとどうなるのかな?

最近おおたかの森駅前にはワインを飲めるお店がオープンラッシュですので帰りに一杯だけ飲んで帰ろうかなと。

多少落ち込んでますがこういう楽しみがあるだけでまた頑張れてしまうのも私です(笑)

いつも読んでくださってありがとうございます。

次回は7/30(金)に送ります。

Nagareyama Wine Club

河田 安津子

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