先日、私にワインを教えてくださった先生の結婚式に参列してきました。
場所は古都鎌倉。
ヘアセットをしてくれた美容師さんには「遠いですね・・!!」と驚かれましたが、私にとっては片道2時間だろうが3時間だろうがどうしても行きたい場なのです。
先生との出会いは5年前、仕事に疲れ切って心身ともにボロボロになっていた頃でした。
そんな時ちょっと違うことに気を向けてみようと足を踏み入れたのがワインスクールでした。
元々ワインは好きでしたが、勧められたものを適当に飲んでみるだけでした。
それだけで十分満足と思っていましたが、机に向かって真面目に学んでみたら、もう大変。面白くて面白くてあっという間に夢中になってしまいました。
好きなワインを選べるようになっただけじゃなく、いろいろな国のワインを冒険してみたり、誰かを家に呼んでみたくなったりと、家庭での食事や週末の過ごし方もバラエティ豊かになりました。
でも私にとって何より大きかったのはワイン仲間との出会いだったなと思います。
ワインエキスパートを取得後2回の出産を経て、会う機会は減ってしまいましたが、たまに会えば一緒に美味しい食事とワインを囲みとりとめない会話を楽しめるワイン仲間は、私の人生にとってなくてはならない、というより、なくては困る存在です。
大袈裟かもしれませんが、特別何かあったわけでもないけど飲みたいときに「飲みましょ!」と言って会える仲間がいるのは文字通り有難いなぁとしみじみ思います。
転職しようが出産しようが育児で疲れていようが変わらず接してくれる。
二次会への移動中にちょっと寄り道しようものなら、酔っぱらって行方不明になったのではないかと探してくれる(笑)。
ただワインが好きで集まっていた場所が、いつのまにかそのままの自分でいられる場所になっていました。
もちろん家族と過ごす時間も大好きだけど、職場の仲間との「乾杯!」も嬉しいけれど、ただ「美味しいね」と言って笑いあえたり、肩ひじ張らずに自分のことを話せる場所がある。
私も誰かにとってのそんな第三の場所を作れたらいいなぁと思っています。
先生作成のワインリストにはワインの説明に加えて披露宴の料理とのマリアージュについてのアドバイスも。
中には「幻のワイン」と言われ、入手困難なワインもありました。
そのワインは先生が今まで飲んだ中で一番好きなワインだそうです。
この言葉にはしびれました。
そんな大切なワインを奥様と独り占めせずに私たちも一緒に楽しもうと思ってくれたんだ・・(そこ(笑)?と言われましたが、感動したのはそこです!)
ワイン仲間と、美味しい料理とワイン、そして先生の嬉しそうな笑顔。
この場にいられる幸せをしみじみと感じた一日でありました。
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