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ワイン造りのはじめの一歩。

2023/4/10 ワインと暮らすメールマガジン



こんにちは

月曜日。いかがお過ごしでしょうか?

週末の昨日は手賀沼みらいワインプロジェクトにて醸造用ブドウの畑作業がありました。

手賀沼を見下ろす丘の上、なだらかな傾斜地に葡萄の樹を植えました。

穴を掘ってブドウの樹を植えていくのですが、

元気なタンポポや雑草がしっかりと根を張っていて、中々力のいる作業。

それでも前日に降った雨のお陰もあり、今回の畑は少し柔らかく掘りやすいと感じました。

先月の定植作業を行った畑は30センチほど掘ったら土地がカチカチで腰がやられそうになったことを思うと、同じエリアでもやはり土壌というのは全然違います。

葡萄畑になる前、その土地がどんな風に使われていたのか、何年ぐらい耕作放棄地だったのかなど、そういう事も関係しているのでしょうか。

今でこそ日本にも沢山のワイナリーができて、当たり前のように美味しい日本ワインが手に入るようになってきましたが、どんなワイナリー、ブドウ畑もきっと最初の一歩はこうやって雑草だらけの土地に穴を掘って支柱を立てて植えるところからだったのでしょう。

「この土地なら必ず美味しいワインができる」保障など当然どこにもないわけですが、まずはやってみるしかない。

想いのある人が一人でできることではなく、発信して、共感が集まって、皆で樹を植え、芽が出て、花が咲き、実がなり、時々鳥に食べられたり雹に降られたりのアクシデントがあり、「どうかな、大丈夫かな」と心配し期待しながら育てていく。

できた葡萄を収穫して喜び、ワインにして楽しめることにワクワクしますが、その一連の活動を通して地域の人々が仲間になっていくことがとても素敵だなと思います。

と、ボランティアメンバーの中にどこかでお見かけしたことがあるお顔が。

4年ほど前にワイン講座に来てくださった方との思いがけない再会でした。

お互いに同じぐらいの年齢の子を持つ母ということもあり、子育ての事や仕事の事など近況報告もしながら、ここ数年間を振り返りました。

彼女に出会った4年前は会社員をしながら週末に定員数6人のワイン講座をしていました。

テキスト作りに思わず徹夜してしまったり、何かしら忘れ物をしては夫に取りに行ってもらったり、ドキドキしながら当日を迎え、講座が終わると「やって良かった、楽しかった」と安堵する、の繰り返し。

(今とそんなに大きく変わらないかもしれません。笑)

やっぱり、何もない固い地面に穴を掘って樹を植えるように一つ一つやってきたなぁとしみじみ。

彼女も環境が変わって新しい生活をしながら自分らしさを追及されているようでした。

またお会い出来てとても嬉しかったです。

週末のボランティア作業は家族で参加させてもらっているのですが、

子ども達も「シャベル貸して!」やる気満々。

と思いきや、いつの間にか掘った土で静かにお団子を作っていたりなど、戦力になりきれない彼らと一緒に楽しみながら定植・移植をしてきました。

子ども達が大人になって、手賀沼のワインを飲みながら「このブドウの樹は自分が4歳の時に植えたんだ」と自慢してたりして‥(笑)

等と、面白そうな未来を密かに描いては胸を躍らせています。

「ボランティア作業に参加するのは難しいけれど、興味がある」というお声を多くいただいております。

道の駅しょうなんにてマルシェを開催されていたり、メーカーズディナーなどのイベントも時折開催されております。

そういったイベントへ参加するなどの関わり方もありますので、気になる方がいらっしゃいましたらご案内させていただきます。

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・第二部(15:30~17:30):残席1名様

お家やレストランでの白ワインを楽しむ幅が広がるよう、魅力をたっぷりお届けします!

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長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日も一日お疲れさまでした。

まだ一週間は始まったばかり。

ゆっくりとお休みください。

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河田 安津子

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