2022/5/10 ワインと暮らすメールマガジン
こんにちは
暑くなったり寒くなったり、難しいお天気が続いていますね。
今日は半日農作業をしていました。
毎朝天気予報を見ては家族に「今日は長袖だね」等と独断による助言をしているのですが、今日のような陽射しはあるけど風は涼しいというような天気の日はとても難しくて、私の助言を信じて割と厚めの長袖を着て行った娘は大丈夫だろうか‥とやや心配しています。
農作業というのは柏市の手賀沼にてワイン用ブドウの樹の芽かきなどのお手伝いです。
そうなんです、将来ワインになるためのブドウ栽培(のお手伝い)をしているのです。
その名は「手賀沼みらい WINE PROJECT」。
今年の初め、「大地に触れ、ブドウを栽培し、地域の未来を育むワインを造る」というコンセプトを聞いて、とても素敵だなぁとボランティアメンバーにいち早く申し込みました。
ブドウの芽かきというのはたくさんでてきた新芽のうち、不要な芽を取り除き、芽の数を制限することです。
芽かきには色々な意味がありますが、主に貯蔵養分の浪費を防ぎ、それぞれの枝の育ちの強さが揃えられ、ブドウの品質を高めることや品質が均等化されたブドウに繋がっていきます。
と、こんなことを言っていてもブドウの樹を育てるお手伝いは初めて。
「せっかくでてきた新芽を取る」というなかなか勇気と決断力(?)がいる作業でもあり、躊躇しながら集中&集中。
静かに没頭していると踏む土の柔らかさから聞こえてくる音まで、普段触れることのない世界が強く感じられます。
鳥がさえずり、蝶が舞い、ところどころに咲く野の花に癒され‥
ちょっとしたマインドフルネスとでもいうのか、自分の中の何か重要なものに帰れるような、心の中が整理されていくような心地よい時間でした。
そして気づけばブドウ畑に自生していたヘビ苺を味見してしまうという野生まで発揮してしまいました(笑)
今日私が作業したブドウはプティマンサン(白ブドウ)、タナ(黒ブドウ)、デラウェア(黒ブドウ)、メイヴ(黒ブドウ)です。
この作業をしてブドウ品種によって葉の色や形が違うことも初めて知りました。
このブドウたちがワインになるなんて。
それをいつか飲めるなんて。
それが誰かの未来を造ることに繋がるなんて。
考えただけでワクワクしませんか?
いつか皆さんと一緒に分かち合えたらいいなぁと夢見ています。
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河田 安津子
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