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義弟の謎

スタイリストの伊藤まさこさんのエッセイを読んで、ドライフルーツのパウンドケーキを作りたくなった。

1年間を通して料理に使って余った等のドライフルーツを細かく刻んだものを洋酒に漬けこんでおき、クリスマスに焼いて皆で食べるというもの。

その時ばかりは好きなだけ食べていいというルールなのだとか。

ワインにも合いそうだし、宴の最後に出したら皆が喜びそう。

是非真似したい。


我が家で「ドライフルーツを料理に使い、且つ、余る」等と言うことはないため近所のスーパーで即購入。急いで漬けこんで作ってみた。

少々張り切りすぎてかなりアルコホリックなケーキが出来上がった(笑)

失敗だったかな?と思ったのだが、家族は喜んで食べてくれた。よかった。


中でもお酒を飲まないはずの義弟が大変気に入り、持って帰りたいと言い出すほど。

お酒の味は好きじゃないと言って必ずコーラやファンタを持参し、おやつにグミやラムネを好んで食べる、ちょっと若い味覚な彼(32歳)。

どうしたんだい…このケーキ、かなり大人な味だし強烈にお酒の味するけど…


でも美味しい美味しいとパクパク。

酔って倒れるんじゃないかと母と本気で心配してしまった。

でも聞けば次の日も「あれは美味しかった」と言っていたとのこと。

本当は飲めるのではなかろうか?一体彼の味覚はどうなっているのか?


今年の年末年始には合計4台ぐらい焼いただろうか。

来年もその次の年も焼きたい。



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